フラット35の金利(2014年8月現在)
- 2014/08/17
- 17:30

住宅ローンの中でも超長期固定型といえば、住宅金融支援機構の「フラット35」がございます。
弊社コーポラティブハウスでは、土地のつなぎ融資で住宅金融支援機構より、
まちづくり融資という制度も利用しております。
フラット35は住宅金融支援機構自体が個人のお客様の窓口を設けておらず、
様々な金融機関を窓口としています。
メガバンク、地方銀行、信用金庫、ネット系モーゲージバンクなど様々です。
フラット35のメリットとしては、
■全期間完全固定型
つまり、金利変動リスクが無く毎月の支払額が完済まで一定という事です。
返済計画が立て易い、金利の大幅な上昇による返済不能を回避できる点などが挙げられます。
現在は超低金利の時代ですから、
フラット35の様な長期固定型の住宅ローンよりも変動金利を選択される方が多いのが現状です。
低金利プラス優遇金利として、店頭金利から銀行がこれだけ引きますよ~というオプションが、
何と最大で▲1.75%もあったりするのです。
店頭金利が2.475%ですから、実質金利はな、なんと0.725%です。
これだけ低いとですね~、どうしても変動金利に流れていくのも仕方が無い気がします。
もちろん、変動金利は金利上昇リスクがあります。
ある人はこの様に言うでしょう。
「日本は財政破たんしている。そのうちデフォルトする可能性がある」
またある人はこの様に話します。
「東京オリンピック効果によって、景気上昇、金利上昇は間違いないでしょう」
そして、ファイナンシャルプランナーの方の多くは、
この様に説明するでしょう。
「変動は危険です。とにかく長期固定を選択した方が良いです。」
さあ、果たしてどうすれば正解を見つける事が出来るのでしょうか?
その答えは30年後の自分に聞いてみるしかありません。
その中で最近少し変動一辺倒の状況に変化が見られる様になりました。
冒頭のハウスデポパートナーズのフラット35の現在の金利(平成26年8月)を見ていただきますと、
な、なんと35年固定で1.69%まで下がって来ているではありませんか。
う、う~む、ここまで下がって来るとちょっと悩ましいところですね。
当初変動で借りておいてから、後程固定に切り替える等はいつでも可能ですが、
その頃には長期固定の金利も上昇している事でしょうし、
一番底の辺りで借入出来ればかなりラッキーと言えます。
個人的にはしばらくは変動有利派なのですが、
金利を考えると夜も眠れません・・・という心配性の方は、
この位の低金利で完全固定という事であれば迷わず選ぶのではないかと思います。
変動と完全固定、その他固定金利、
どれを選ぶかという点に関しては借入される方の状況により、
選択が異なります。
変動VS固定という点よりも、ご自身の将来設計により選択すべきであると考えます。
また、ご自身の性格や考え方にもよります。
変動と固定の選択に関する詳細についてはまた次回お話致します。