コーポラティブハウスは何なのか?既製品とオーダーメイドの違い 第一話
- 2016/11/24
- 16:12
今更ですが、コーポラティブハウスとは何なのか?
について書いてみたいと思います。
弊社で新規募集プロジェクト等で、初めてお話を聞きにいらっしゃった方には、
概略の内容として、「3つの大きな特徴」とご説明を行っております。
①自由設計
②合理的な価格
③良好なコミュニティ
これはコーポラティブハウスの根幹となる部分であり、かなり大枠で捉えた特徴でもあります。
そこで、今回は少々視点を変えて、若干異なる角度からのお話をしたいと思います。
『既製品とオーダーメイドの違い』
オーダーメイドは注文服を指す和製英語ですが、一般的に洋服以外の製品等を指す場合にも使われています。
まず、既製品ですがその名の通り既に出来上がっているものです。
建物であれば、例えば建売住宅などは既製品として決まったパーツを組み合わせています。
ユニットバス、システムキッチン、フローリング、壁紙など、
あるメーカーが製造販売している決まった品番から選択して作り上げていきます。
逆にオーダーメイドの場合には、
建物であれば、例えば注文住宅です。
建築家に設計をしてもらって、お風呂は在来工法で造り、キッチンも図面から始まり、
フローリングは無数にある木材から選択して作り上げていきます。
そんなことはいちいち言われんでも分かるでしょう!と、はい、そうなんですが、
今回お伝えしたいところは、それぞれの本質が意味するものは何か?です。
少々スケールの大きな話になりますが、住居の歴史を考えてみた際に、人間はどういう住まいで暮らしていたのか。
一番初期の頃は自然に作られた洞穴などで暮らしていたと言われています。

オリジナルで住居を造り出した頃には、マンモスの牙や骨等で家の骨組みとして、
屋根には毛皮などを覆い被せる様な家が存在していた様です。
それがおよそ紀元前1万6000年くらいだそうです。
(どれくらい前だろうか?想像もつきません。)
現生人類と呼ばれる、ホモ・サピエンスが20万年前くらいと考えると、人類の歴史の殆どは洞穴で暮らしていた様なものです。
未だに洞窟の探検に心躍るのは(ドラクエやらRPGは大体洞窟が出てきます)遥か昔の記憶を辿っているのかも知れません。
人類最初の住居はまさに強制的にオーダーメイドであったわけです。
その頃、名前がどうだったのか定かではありませんが、
仮に原始太郎、原始次郎という人が居たとします。
恐らくこんな会話の中で家が造られていたのか、果たして。
太郎「洞窟暮らしもいい加減飽き飽きですな~。」
次郎「太郎さん、どこかに引越したいですな~。でもそうそう良い洞窟があるか訳でもないし。」
太郎「それならいっそう、僕らが住めるものを作ってみてはどうだい?」
次郎「そりゃぁ名案だ!で、どうやって?」
太郎「この前にとっ捕まえたマンモスの骨と毛皮があるでしょ、あれで何とかやってみないか。」
次郎「骨を立てて、枠組みを作って我々が入れるスペースを作ってだね。」
完全、オーダーメイドというか、自主製作ですね。
そこから家を造っていくわけです。
ルールも何も無い中で、自分達が暮らし易い様に何度も何度も失敗を繰り返しながら、
より良い住まいづくりを試みたに違いありません。
前振りが長くなり過ぎましたので、本題に進むことが出来ず…、
第二話に続く
について書いてみたいと思います。
弊社で新規募集プロジェクト等で、初めてお話を聞きにいらっしゃった方には、
概略の内容として、「3つの大きな特徴」とご説明を行っております。
①自由設計
②合理的な価格
③良好なコミュニティ
これはコーポラティブハウスの根幹となる部分であり、かなり大枠で捉えた特徴でもあります。
そこで、今回は少々視点を変えて、若干異なる角度からのお話をしたいと思います。
『既製品とオーダーメイドの違い』
オーダーメイドは注文服を指す和製英語ですが、一般的に洋服以外の製品等を指す場合にも使われています。
まず、既製品ですがその名の通り既に出来上がっているものです。
建物であれば、例えば建売住宅などは既製品として決まったパーツを組み合わせています。
ユニットバス、システムキッチン、フローリング、壁紙など、
あるメーカーが製造販売している決まった品番から選択して作り上げていきます。
逆にオーダーメイドの場合には、
建物であれば、例えば注文住宅です。
建築家に設計をしてもらって、お風呂は在来工法で造り、キッチンも図面から始まり、
フローリングは無数にある木材から選択して作り上げていきます。
そんなことはいちいち言われんでも分かるでしょう!と、はい、そうなんですが、
今回お伝えしたいところは、それぞれの本質が意味するものは何か?です。
少々スケールの大きな話になりますが、住居の歴史を考えてみた際に、人間はどういう住まいで暮らしていたのか。
一番初期の頃は自然に作られた洞穴などで暮らしていたと言われています。

オリジナルで住居を造り出した頃には、マンモスの牙や骨等で家の骨組みとして、
屋根には毛皮などを覆い被せる様な家が存在していた様です。
それがおよそ紀元前1万6000年くらいだそうです。
(どれくらい前だろうか?想像もつきません。)
現生人類と呼ばれる、ホモ・サピエンスが20万年前くらいと考えると、人類の歴史の殆どは洞穴で暮らしていた様なものです。
未だに洞窟の探検に心躍るのは(ドラクエやらRPGは大体洞窟が出てきます)遥か昔の記憶を辿っているのかも知れません。
人類最初の住居はまさに強制的にオーダーメイドであったわけです。
その頃、名前がどうだったのか定かではありませんが、
仮に原始太郎、原始次郎という人が居たとします。
恐らくこんな会話の中で家が造られていたのか、果たして。
太郎「洞窟暮らしもいい加減飽き飽きですな~。」
次郎「太郎さん、どこかに引越したいですな~。でもそうそう良い洞窟があるか訳でもないし。」
太郎「それならいっそう、僕らが住めるものを作ってみてはどうだい?」
次郎「そりゃぁ名案だ!で、どうやって?」
太郎「この前にとっ捕まえたマンモスの骨と毛皮があるでしょ、あれで何とかやってみないか。」
次郎「骨を立てて、枠組みを作って我々が入れるスペースを作ってだね。」
完全、オーダーメイドというか、自主製作ですね。
そこから家を造っていくわけです。
ルールも何も無い中で、自分達が暮らし易い様に何度も何度も失敗を繰り返しながら、
より良い住まいづくりを試みたに違いありません。
前振りが長くなり過ぎましたので、本題に進むことが出来ず…、
第二話に続く