コーポラティブハウスと工事について(型枠工事)
- 2017/11/24
- 19:09
今回のブログの内容は…、
コーポラティブハウスと工事について、その中でも型枠工事についてお話をしてみたいと思います。
型枠工事って何ですか?
という事も多いと思いますので簡単に説明致します。
非常にシンプルに言えば、コンクリートの建物を作る為の枠を作成します。
鉄筋等の骨組みに当たる部分をコンクリートで最終的に固める事になるのですが、
そこの周りに木の板などで建設する建物と同じ形になる様に枠組みを作っていきます。
その中にコンクリートを流し込んでいき、固まったらその板などを剥がしてしまえば、はい完成と。

こちらの写真の様に、鉄筋があってその外と内をこのパネルで囲んでいく訳ですね。

裏側はこんな感じになるのですが、表面のちょっとツルツルした側の方にコンクリートを流し込みます。

こちらの写真はまだまだ鉄筋がムキムキ、むき出しの状態ですが、
階段なんかも同じように作っていきます。

地下部分から、1階、2階、3階と同じことを繰り返しながら出来上がっていくのです。

気が付いたら、こんな感じになっていきます。

コンクリートが固まったら型枠を剥がしていきます。
室内の場合には床が凄い事になっています。
型枠工事はコーポラティブハウスもそうですが、RC造の建物にとっては大変重要な工事です。
ですが、現在のところ型枠大工の人材不足は続いております。
その発端となったのは、2008年のリーマンショックです。
型枠工事の単価の暴落を引き金に全国的に経営難による、賃金の下落、
それに伴い型枠大工の大量離職へとつながりました。
ただ、これから賃金が上昇したからと言って、
型枠大工の人材の確保が出来るかと考えると非常に難しくなると思います。

『建設業者』建築知識編集部 株式会社エクスナレッジ
この本は37人の職人が語る、肉体派・技能系仕事論という内容なのですが、
その中で型枠大工の方のお話がありますが、
なかなか大変な仕事です。
現在とは違う時代の話もありますが、6年間延々と型枠に使う合板などの運搬だったそうです…。
今の若者(決めつけてすみません!)で、その様な苦行に耐えられる人間が果たしているのかどうか?
職人と言う仕事に対しての認識も変わっているでしょうし、
昔は手に職、学歴に関係なく稼げる、そういうシンプルな構図もありました。
とくにかく汗水たらして働いて、お金を稼がないと食事にありつけない。
今は食べは廃棄と残飯の山、そしてこの超デフレにより外食だけでなく、
食材まで非常に割安に手に入れられる様になりました。
少子高齢化により、若者の人口は先細り、大学全入時代、社会全体での人手不足。
これからは人材難倒産が始まると言われています。
既にファミレスの24時間営業、年中無休営業の中止など、働き方改革の名のもとに、
企業の在り方も変わろうとしています。
昭和35年に発表された、藤島恒夫の「月の法善寺横丁」より、
包丁一本 さらしに巻いて
旅へ出るのも 板場の修行
というフレーズがあります。
(殆どの方が知らないと思います。私は父が料理人で小さい頃に良く聞かされました。)
好きになった女性とのしばしの別れを悲しむ歌詞だそうですが、
何か職人ってこういうのかなぁ~と子供の頃に思っていました。
包丁一本さえあれば、全国を飛び回って修行して、各地の食材、料理を学んで。
職人気質やなぁ~とロマンを感じておりました。
ちょっと話がそれましたが、型枠職人って仕事も、
職人全般に通じるのですが、何か普段の会話から男って感じがにじみ出てて、
格好良いなぁと思いながら、成り手が居ないこの現状が、
日本の建築全般として、将来が不安だなぁと思います。
それこそ、ロボットに取って変わって…という事になるんですかね?
まさに現場はリアル『トランスフォーマー』の様になりますよね、そしたら。
コーポラティブハウスと工事について、その中でも型枠工事についてお話をしてみたいと思います。
型枠工事って何ですか?
という事も多いと思いますので簡単に説明致します。
非常にシンプルに言えば、コンクリートの建物を作る為の枠を作成します。
鉄筋等の骨組みに当たる部分をコンクリートで最終的に固める事になるのですが、
そこの周りに木の板などで建設する建物と同じ形になる様に枠組みを作っていきます。
その中にコンクリートを流し込んでいき、固まったらその板などを剥がしてしまえば、はい完成と。

こちらの写真の様に、鉄筋があってその外と内をこのパネルで囲んでいく訳ですね。

裏側はこんな感じになるのですが、表面のちょっとツルツルした側の方にコンクリートを流し込みます。

こちらの写真はまだまだ鉄筋がムキムキ、むき出しの状態ですが、
階段なんかも同じように作っていきます。

地下部分から、1階、2階、3階と同じことを繰り返しながら出来上がっていくのです。

気が付いたら、こんな感じになっていきます。

コンクリートが固まったら型枠を剥がしていきます。
室内の場合には床が凄い事になっています。
型枠工事はコーポラティブハウスもそうですが、RC造の建物にとっては大変重要な工事です。
ですが、現在のところ型枠大工の人材不足は続いております。
その発端となったのは、2008年のリーマンショックです。
型枠工事の単価の暴落を引き金に全国的に経営難による、賃金の下落、
それに伴い型枠大工の大量離職へとつながりました。
ただ、これから賃金が上昇したからと言って、
型枠大工の人材の確保が出来るかと考えると非常に難しくなると思います。

『建設業者』建築知識編集部 株式会社エクスナレッジ
この本は37人の職人が語る、肉体派・技能系仕事論という内容なのですが、
その中で型枠大工の方のお話がありますが、
なかなか大変な仕事です。
現在とは違う時代の話もありますが、6年間延々と型枠に使う合板などの運搬だったそうです…。
今の若者(決めつけてすみません!)で、その様な苦行に耐えられる人間が果たしているのかどうか?
職人と言う仕事に対しての認識も変わっているでしょうし、
昔は手に職、学歴に関係なく稼げる、そういうシンプルな構図もありました。
とくにかく汗水たらして働いて、お金を稼がないと食事にありつけない。
今は食べは廃棄と残飯の山、そしてこの超デフレにより外食だけでなく、
食材まで非常に割安に手に入れられる様になりました。
少子高齢化により、若者の人口は先細り、大学全入時代、社会全体での人手不足。
これからは人材難倒産が始まると言われています。
既にファミレスの24時間営業、年中無休営業の中止など、働き方改革の名のもとに、
企業の在り方も変わろうとしています。
昭和35年に発表された、藤島恒夫の「月の法善寺横丁」より、
包丁一本 さらしに巻いて
旅へ出るのも 板場の修行
というフレーズがあります。
(殆どの方が知らないと思います。私は父が料理人で小さい頃に良く聞かされました。)
好きになった女性とのしばしの別れを悲しむ歌詞だそうですが、
何か職人ってこういうのかなぁ~と子供の頃に思っていました。
包丁一本さえあれば、全国を飛び回って修行して、各地の食材、料理を学んで。
職人気質やなぁ~とロマンを感じておりました。
ちょっと話がそれましたが、型枠職人って仕事も、
職人全般に通じるのですが、何か普段の会話から男って感じがにじみ出てて、
格好良いなぁと思いながら、成り手が居ないこの現状が、
日本の建築全般として、将来が不安だなぁと思います。
それこそ、ロボットに取って変わって…という事になるんですかね?
まさに現場はリアル『トランスフォーマー』の様になりますよね、そしたら。