コーポラティブハウスのデメリットについて~その3~
- 2017/12/04
- 17:32
今回のブログの内容は…、
コーポラティブハウスのデメリットについて「コミュニティ」です。
またまた、ネットの記事を拝見して気になる内容がありましたので、
誤解の無い様にと思いました。
「コミュニティ」に関して良く書かれてしまっている内容として、
~人間関係が難しい~
という事だそうです。
その見解としては以下の様な記載がありました。
コーポラティブハウスは、計画段階から人間関係が始まります。また、建物完成後も人間関係が続きます。最初は友好的であっても、家族構成も、年齢も、職業も、収入も違う人たちが集まるのがコーポラティブハウスです。同じことは分譲マンションにも言えますが、コーポラティブハウスは最初からある程度の付き合いが必要になるので、関係がこじれた場合などは修復が難しくなることもあります。協調性に富んでいる人なら良いかもしれませんが、人間関係の維持は分譲マンションに住む人よりもハードルが高くなりそうです。
う~ん、どうなんでしょうか?
まず、前段の内容から論点が整理されていない気が致します。
そして同じことは分譲マンションにも言えますが…といいながらの後に、コーポラティブハウスは最初から…、
のくだりに関しても前段と同じことになるのではないでしょうか?
そもそも大前提として、この日本社会で暮らす以上、必ずコミュニティに関わり、
最低限の協調性は必要であります。
分譲マンションと無理やり対比しようとしていますが、間違いだと思います。
分譲マンションだってコミュニティがあり、管理組合の理事会、総会もあり、
人間関係の維持、協調性は必要です。
コーポラティブハウスはそこが難しく、分譲マンションだから容易だという話がそもそもおかしいと思います。
仮に比較があるとすればですよ、賃貸マンションとの違いじゃないでしょうか?
賃料だけ払っていれば、建物内でのコミュニティを取らず、維持管理もオーナーにお任せです。
どうも、様々な記事を見ると、コーポラティブハウスは人間関係が密接だ、
だから色々と面倒だ、トラブルになると大変だという内容が多い気がします。
しかし、これは分譲マンションでも、一戸建ての近隣や自治会などでも何ら変わらないのではないでしょうか?
一戸建ての近所づきあいも大変ですよ~、むしろ古くから住んでいる家などは、
後から来た人に非常に冷たかったりしますし、露骨な嫌がらせもありますし。
実際にコーポラティブハウスが完成してその後も色々と関わっている者からしますと、
決して特別に「人間関係が難しい」的な事は無いと断言できます。
あるとすれば、箱としてのコーポラティブハウス、分譲マンションという話ではなく、
そこに住む人個人の問題だと思います。
では実際にコーポラティブハウスのコミュニティってどうですか?
と聞かれた場合には以下の様にお答えしています。
・入居前からどこの部屋にどんな方が住んでいるかが分かる安心感
・入居前に雑談などで話をすることが出来る事により、人となりが何となく分かる安心感
・引っ越し時には既にある程度顔見知りなので何となく安心感がある
つまり、キーワードは「安心感」だと思います。
これがあるか無いかって本当に大きな差です。
計画の段階で周りに住む人間を知っているだけでも大きな違いです。
引越し直後にあいさつに行って、隣にピンポン押して出てきた人が、
「何や、ワレ?オウ?」
と強面の人だったらどうしますか?
やっぱり、また引っ越そうかなぁ~何て弱気になってしまう人もいるのではないでしょうか。
そして特別コーポラティブハウスだからって、やたら滅多にベタベタ付き合う事はありません。
「今日おかず作り過ぎちゃったわ~、そうだBさんとこに持っていこうかしら。」
Aさんはスーパーの安売りセールで食材をついつい大量に買い込んでしまい、気が付けば家族で食べきるには有り余る程の料理の山。そこで同じコーポラティブハウスの隣のお部屋のBさんにおすそ分け。
Aはおかずを入れた大きなお皿を両手で抱えながら、お尻と背中で慣れた感じで玄関扉をポンと開けると、中庭を介した各部屋の扉の中からBさんの扉に向かっていき、その前で、
「こんちわ~、Bさんおかず作り過ぎたから食べない。」
と元気はつらつ、オロナミンCばりに声を張り上げたのでした。
すると、Bさんのお宅の玄関扉が勢いよく開き、危なくAさんを突き飛ばすところでした。
「こんちわ~、Aさん」
「こんちわって、危なく突き飛ばされて、その勢いでお皿が上空に飛び上がって、ステンと尻餅ついた拍子に頭から料理をザバッとかぶってしまうところだったわ」
「ソーリー。ごめんなさいね、一体今日は何のおかずを作ったの?ちょうど腹ペコで死にそうだったのよね。」
何て毎日おかずのおすそ分けのある日常のシーンはありません。
(いや、そういう方々もいるのかも知れませんが)
ちょっと話の展開が…なので纏めますと、
■コーポラティブハウスだから人間関係が難しいという事では無い
■コミュニティはどこでも必ず存在するのが前提です
■コーポラティブハウスだからってベタベタ密度の高いお隣付き合いをする訳では無い
■コーポラティブハウスのコミュニティの良さはあくまでも「安心感」です
そして、コーディネーターとしての私の考え方です。
分譲マンションとは違い、事業の内容を理解していただいたうえで参加と言う事になります。
その為、面倒な点やコミュニティとしての関りが嫌な方はその段階でふるい落とされる事になります。
そして、大体は個別説明会という形で一人一人お会いしてお話をします。
その段階で、何となくこの人はコーポラティブハウスは難しいだろうなぁと思う時があります。
これは長年の勘もあります。
その場合には偉そうな事は言えませんが、やんわりと普通の分譲マンションを選択する様にしてもらいます。
ブログでははっきりと書けませんが、個別説明会にお越しいただいた際には具体的にお話しています。
そういう面でも、コミュニティとしてのトラブルが、分譲マンションよりも少ないのかなぁと感じます。
世帯数も多くても20戸未満ですから、確率的にもそうです。
私からすると、分譲マンションの方が世帯数も多いですし、
その分リスクが高い気がするのですが…。
その中で賃貸に出る部屋も多いでしょうし。
そういった事を考えて、このコーポラティブハウスのデメリットについての記事を読みますと、何を根拠に言われているのか、おかしな支離滅裂な内容だなぁと思ってしまいます。
ちょっと辛辣な記載になってきてしまいますが、
「関係がこじれた場合などは修復が難しくなることもあります。」
…って、それは全てにおいてそうでしょう「オイ!」と突っ込みたくなります。
分譲マンションは最初からある程度の付き合いが必要ないので、関係がこじれても修復が楽ちん♪
という事なのでしょうかね。
前の記事でも書きましたが、根拠の無い内容、明らかに誤った見解などが世にありふれています。
くれぐれも情報の出処や根拠となるデータ、参照文献など、見極めないといけませんね。
~人間関係の難しさは、この社会全体のどこにでも有り得る事です~
それを言ってしまうと職場でも、趣味の仲間達でも、どこでも大変ですよね~って事です。
何だか、コーポラティブハウスだから…と誤解されると嫌だなぁ~と思ってしまいます。
そして、この写真の様に濃い飲み会ばかりやっているという訳でもありません。
(写真中央は弊社代表の石川です、既にシツコイ感じになっております…。)

コーポラティブハウスのデメリットについて「コミュニティ」です。
またまた、ネットの記事を拝見して気になる内容がありましたので、
誤解の無い様にと思いました。
「コミュニティ」に関して良く書かれてしまっている内容として、
~人間関係が難しい~
という事だそうです。
その見解としては以下の様な記載がありました。
コーポラティブハウスは、計画段階から人間関係が始まります。また、建物完成後も人間関係が続きます。最初は友好的であっても、家族構成も、年齢も、職業も、収入も違う人たちが集まるのがコーポラティブハウスです。同じことは分譲マンションにも言えますが、コーポラティブハウスは最初からある程度の付き合いが必要になるので、関係がこじれた場合などは修復が難しくなることもあります。協調性に富んでいる人なら良いかもしれませんが、人間関係の維持は分譲マンションに住む人よりもハードルが高くなりそうです。
う~ん、どうなんでしょうか?
まず、前段の内容から論点が整理されていない気が致します。
そして同じことは分譲マンションにも言えますが…といいながらの後に、コーポラティブハウスは最初から…、
のくだりに関しても前段と同じことになるのではないでしょうか?
そもそも大前提として、この日本社会で暮らす以上、必ずコミュニティに関わり、
最低限の協調性は必要であります。
分譲マンションと無理やり対比しようとしていますが、間違いだと思います。
分譲マンションだってコミュニティがあり、管理組合の理事会、総会もあり、
人間関係の維持、協調性は必要です。
コーポラティブハウスはそこが難しく、分譲マンションだから容易だという話がそもそもおかしいと思います。
仮に比較があるとすればですよ、賃貸マンションとの違いじゃないでしょうか?
賃料だけ払っていれば、建物内でのコミュニティを取らず、維持管理もオーナーにお任せです。
どうも、様々な記事を見ると、コーポラティブハウスは人間関係が密接だ、
だから色々と面倒だ、トラブルになると大変だという内容が多い気がします。
しかし、これは分譲マンションでも、一戸建ての近隣や自治会などでも何ら変わらないのではないでしょうか?
一戸建ての近所づきあいも大変ですよ~、むしろ古くから住んでいる家などは、
後から来た人に非常に冷たかったりしますし、露骨な嫌がらせもありますし。
実際にコーポラティブハウスが完成してその後も色々と関わっている者からしますと、
決して特別に「人間関係が難しい」的な事は無いと断言できます。
あるとすれば、箱としてのコーポラティブハウス、分譲マンションという話ではなく、
そこに住む人個人の問題だと思います。
では実際にコーポラティブハウスのコミュニティってどうですか?
と聞かれた場合には以下の様にお答えしています。
・入居前からどこの部屋にどんな方が住んでいるかが分かる安心感
・入居前に雑談などで話をすることが出来る事により、人となりが何となく分かる安心感
・引っ越し時には既にある程度顔見知りなので何となく安心感がある
つまり、キーワードは「安心感」だと思います。
これがあるか無いかって本当に大きな差です。
計画の段階で周りに住む人間を知っているだけでも大きな違いです。
引越し直後にあいさつに行って、隣にピンポン押して出てきた人が、
「何や、ワレ?オウ?」
と強面の人だったらどうしますか?
やっぱり、また引っ越そうかなぁ~何て弱気になってしまう人もいるのではないでしょうか。
そして特別コーポラティブハウスだからって、やたら滅多にベタベタ付き合う事はありません。
「今日おかず作り過ぎちゃったわ~、そうだBさんとこに持っていこうかしら。」
Aさんはスーパーの安売りセールで食材をついつい大量に買い込んでしまい、気が付けば家族で食べきるには有り余る程の料理の山。そこで同じコーポラティブハウスの隣のお部屋のBさんにおすそ分け。
Aはおかずを入れた大きなお皿を両手で抱えながら、お尻と背中で慣れた感じで玄関扉をポンと開けると、中庭を介した各部屋の扉の中からBさんの扉に向かっていき、その前で、
「こんちわ~、Bさんおかず作り過ぎたから食べない。」
と元気はつらつ、オロナミンCばりに声を張り上げたのでした。
すると、Bさんのお宅の玄関扉が勢いよく開き、危なくAさんを突き飛ばすところでした。
「こんちわ~、Aさん」
「こんちわって、危なく突き飛ばされて、その勢いでお皿が上空に飛び上がって、ステンと尻餅ついた拍子に頭から料理をザバッとかぶってしまうところだったわ」
「ソーリー。ごめんなさいね、一体今日は何のおかずを作ったの?ちょうど腹ペコで死にそうだったのよね。」
何て毎日おかずのおすそ分けのある日常のシーンはありません。
(いや、そういう方々もいるのかも知れませんが)
ちょっと話の展開が…なので纏めますと、
■コーポラティブハウスだから人間関係が難しいという事では無い
■コミュニティはどこでも必ず存在するのが前提です
■コーポラティブハウスだからってベタベタ密度の高いお隣付き合いをする訳では無い
■コーポラティブハウスのコミュニティの良さはあくまでも「安心感」です
そして、コーディネーターとしての私の考え方です。
分譲マンションとは違い、事業の内容を理解していただいたうえで参加と言う事になります。
その為、面倒な点やコミュニティとしての関りが嫌な方はその段階でふるい落とされる事になります。
そして、大体は個別説明会という形で一人一人お会いしてお話をします。
その段階で、何となくこの人はコーポラティブハウスは難しいだろうなぁと思う時があります。
これは長年の勘もあります。
その場合には偉そうな事は言えませんが、やんわりと普通の分譲マンションを選択する様にしてもらいます。
ブログでははっきりと書けませんが、個別説明会にお越しいただいた際には具体的にお話しています。
そういう面でも、コミュニティとしてのトラブルが、分譲マンションよりも少ないのかなぁと感じます。
世帯数も多くても20戸未満ですから、確率的にもそうです。
私からすると、分譲マンションの方が世帯数も多いですし、
その分リスクが高い気がするのですが…。
その中で賃貸に出る部屋も多いでしょうし。
そういった事を考えて、このコーポラティブハウスのデメリットについての記事を読みますと、何を根拠に言われているのか、おかしな支離滅裂な内容だなぁと思ってしまいます。
ちょっと辛辣な記載になってきてしまいますが、
「関係がこじれた場合などは修復が難しくなることもあります。」
…って、それは全てにおいてそうでしょう「オイ!」と突っ込みたくなります。
分譲マンションは最初からある程度の付き合いが必要ないので、関係がこじれても修復が楽ちん♪
という事なのでしょうかね。
前の記事でも書きましたが、根拠の無い内容、明らかに誤った見解などが世にありふれています。
くれぐれも情報の出処や根拠となるデータ、参照文献など、見極めないといけませんね。
~人間関係の難しさは、この社会全体のどこにでも有り得る事です~
それを言ってしまうと職場でも、趣味の仲間達でも、どこでも大変ですよね~って事です。
何だか、コーポラティブハウスだから…と誤解されると嫌だなぁ~と思ってしまいます。
そして、この写真の様に濃い飲み会ばかりやっているという訳でもありません。
(写真中央は弊社代表の石川です、既にシツコイ感じになっております…。)
